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食事のたびに
私の一番古い友達の一人は大学時代のフランス人の友人…これは前にも書いたと思いますが、彼女のご両親がご健在で、私が最初にパリを訪れたとき心から嬉しくなった話です。
1960年代、アメリカではとっくの昔から食事のたびに使い捨ての紙ナプキンを使っていましたが、ヨーロッパではどこも布のナプキンでした。
毎日彼女の家でご馳走になっていて知ったのですが、内輪での食事用の布ナプキンは毎回取り替えないで、一週間に一度くらい取り替えるだけでした。食事が終わったら自分のナプキンは自分のナプキン用の布袋の中に次の食事までしまって置くのでした。
私には客として毎回新しい布ナプキンが用意されました。が、ある日彼女のお母さんが、「はい、これはナミのよ」と言って、ナプキンを入れる布袋を手渡してくれました。家族の一員に加えてもらった瞬間でした。あのときの何とも言いがたい喜び。親密さと嬉しさと感謝の気持ち、それらの感情が湧き上がってきて涙が出たことを今もよく覚えています。他人だと思って過ごしていた客が「これが毎日使うあなただけのお茶碗とお箸よ」と渡されたようなものです。
今でも自分のナプキンは布袋にしまって、一週間に一度くらい新しく洗ったのと取り替えます。(顔の方はも少し頻繁に洗います)。

追伸 以前こんなことを書いたら皆さんからの反響が大きくて驚いています。「顔って毎日洗わなくて大丈夫なんですか!?」って(笑)子供のときから当たり前だと思い込んできた常識をちょっと疑ってみるのも面白いかも。
2006年03月08日 12:54
